人材ブリッジバンクご利用者様の声(その16)


日本雇用創出機構人材ブリッジバンク制度をご利用されて、転身に成功された方の体験談を掲載します。

プロフィール

48歳。男性。活動期間6ヶ月。

日本雇用創出機構での活動経緯

「笑顔の素敵な人が多いな」そう思ったのは最初に株式会社日本雇用創出機構を訪れた時の印象であった。笑顔の裏にある様々な経験、苦労、苦難や悲しみ、人はそういったものを乗り越えて、本当の意味で笑えるものと日々考えている私としては、「転職活動とは別に種々の経験豊かな人たちから吸収できる多くのものがある」、そう直感した。

そもそも株式会社日本雇用創出機構を再就職支援のパートナーとして選択したのは、自分自身に自信が持てなかったからだ。もちろん自宅にいて時間にルーズになる心配や、初めての転職で何を行うべきか分からぬ心配もあった。所有資格の乏しさを感じ、「本当にやりたいこと」が定まらぬ中、只々地元横浜に帰りたい一心で転職活動に踏み出したのは勇み足ではなかったか?自問自答を繰り返しながら、半年が過ぎてしまった感がぬぐえない。

とはいえ「毎日通うべき事務所がある」ことと「自分の居場所がある」こと、そして「いつでも相談できる環境」の強みは、どれだけ精神的に支えになったことか計り知れない。応募から面接に至るまで、そのスケジュール細部にまでアドバイスや後押しをいただけたキャリアコンサルタントの方。また、同じ境遇で転職活動を行う仲間も笑顔で迎えてくれる。そうした環境はそう多くはない。実に充実した半年間を送ることが出来、感謝の念は枚挙にいとまがなく、初めての転職活動の不安を払拭するのに十分であったと思う。

半年前に活動を始めた。中には既に活動を始めている人もいた。焦りはあっても、自分自身の指向性が定まらない。職歴の棚卸を行ってみても、こんな職務の百貨店みたいな経歴で、果たして太刀打ちできるのか?広く浅い経験では不安が募るばかりである。「まず何をやりたいか」これを決めたのはある意味直感で「営業時代の楽しかったこと」を思い浮かべたからであり、本当にできるか?はあくまで後付けであった。何より「工程改善」より「人と話すこと」が好きであること、活動はこうした思いから始まった。

「思い」だけでは伝わらないこともある。すぐに打ちのめされることとなった。アベノミクス経済効果で有効求人倍率上昇、営業職求人が多いというのは表向きで、実は首都圏での求人は若年層がほとんどで、年齢の壁はあまりにも高く目前に聳え立った。扱う商材の特殊性から、「経験」とみなされないことすら多々あった。結果書類選考NGの山。もちろん職歴の棚卸が不十分であったこともあり、職務経歴書の内容も今思えば不十分であったものと考えているし、活動の主軸にリクルートを据えたのも誤りであった。何より10年以上前の営業経験では、すべての実績を棚卸しにくく、数値化が難しかった。

こうした中、スカウトメールがきっかけで「工程管理職」案件に応募、思いのほか選考を進める結果となる。鉄則といわれていた「直近の経歴」である。これに気づいて職務経歴書の内容を変え「生産管理」「品質管理」に絞り、応募を始めたのは3か月経過後。気づくのが遅かったといえばそれまでだが、気持ちの整理に時間がかかってしまったのは大きなマイナス、反省点である。「実績」はともかく、「所有資格の乏しさ」に対する気後れから、自分自身「ダメ」と思い込んでいたのも事実。気づけば書類選考通過率が上がったことが何よりの証拠であった。

面接での課題も残る。最終面接で落ちる、詰めの甘さが露呈した。最終面接に進んだ会社はいずれも「本当にやってみたい」そう思っていたが、各社1次面接ほどの気迫を込めておらず、今思えば目的を見失っていたように思える。リラックスはできたが、「面接の質疑動向を読み、誤答を修正、巻き返す」そうしたやり取りが少なく、「直球勝負が多かったのでは?」それに気づくのに2か月を要した。残り1か月である。

最終的に初志に基づき「半導体営業職」を選択したのは、内定が他にないこともあるが、何より「これから一人で続けられるか」と「定職につかぬまま継続できるか」を自分自身で考えての結論であった。株式会社日本雇用創出機構を離れれば、ペースメーカーは自分ひとりとなる。もちろんキャリアコンサルタントの方にはいつでも相談できる旨暖かいお言葉は頂いた。進め方もよくわかった。しかし、またもや書類選考突破との戦いで、ゼロスタートである。定職につかぬまま、目標に向けた努力、職場の緊迫感などから離れて半年以上。これ以上続けて社会復帰できるのか?など、不安というより「ここで決めないとダメになる」ことが分かったからかもしれない。一人でできる自信は頂いたが、決心できるほどではないことが。

数々の反省含みで転職活動を終えることとなったが、今後新しい環境下で勤務する上での良いきっかけを作ってくれたものと考えている。一つは「資格」に対する再認識。今までとかく「多忙」を理由に取り組んでこなかった内容であり、「会社」のためではなく「自分」の成長のため、今後は時間を取って学んでいきたいと思えたこと(結果として会社のためになるのであれば尚良し)。今一つは会社外に新たな人間関係を構築し、今後いかなる状況下においても心の支えになっていくと思われることである。

半年間苦楽を共にした仲間を手に入れたことは、今後の人生の中でより一層自分自身の幅を広げる上での貴重な繋がりであり財産である。唯一内定取得の会社に転職する訳だが、内定のきっかけは人の繋がりである。これからもそうした人と人との繋がりがきっかけで、人生の転機を迎えることが出来るものであれば、これほど幸せなことはない。そうした思いは株式会社日本雇用創出機構を訪れた時にも増して、半年の転職活動を通じ、強く感じられるようになった。そう、初めて感じた直感に誤りがなかったことを改めて噛みしめる思いである。そして一重に全員満面笑みで祝杯を交わす時が来ることを願うばかりである。そう、それもそう遠い未来ではないと信じている。

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