人材ブリッジバンクご利用者様の声(その2)


◆ 日本雇用創出機構人材ブリッジバンク制度をご利用されて、転身に成功された方の体験談を掲載します。

プロフィール

  • 55歳、男性。活動期間6か月。

はじめに

  • 所属会社が構造改革を行うなかで、役職定年後のセカンドライフ・セカンドキャリア作りの一環として、定年まで社外出向し、定年後は転籍し、長期でスキルを生かすという支援プログラムを知り、関係会社である日本雇用創出機構に在籍出向した。
  • 6ヶ月を一区切りとしての出向を雇用条件に転身活動を推進し、転身企業へ出向することが出来たので、その内容を以下に示す。

転職活動 (前半)

  • 3月に日本雇用創出機構への出向の内示を受け、どのような職場なのか、何をするのか等の不安を抱く。
    日本雇用創出機構の事前見学会に参加し、60歳以降の給与面も含め、自分のスキル・キャリアを活かせる場所を見つけるという目的が明確になったので、日本雇用創出機構への出向を決断した。
  • 4月上旬、転身活動の基礎研修として、能力・価値観等の棚卸しを行い、転身活動で重要になる履歴書、職務経歴書の作成サポートを受ける。
    この棚卸しが自分の強み、スキルの確認、再発見に繋がり、この時作成した職務経歴書を応募先に応じて書き換え、転身活動を行った。
  • この時期行った棚卸しが転身活動を左右するものと言っても過言ではなく、たいへん重要であり、疎かにできない時期であり作業である。
  • その後、日本雇用創出機構の業務提携先である転職サイト、転職エージェントへの登録、そして求職案件の検索を行い、自分の持っているヒューマンスキル、プレゼンスキルと経験を活かせる職種をピックアップし応募した。
    同業他社への出向は不可ということから、人材派遣・人材紹介でのコーディネーター、キャリアアドバイザー、コンサルティング、教育担当としての研修インストラクター社内講師等を中心に応募した。
    資格を活かした転身は、60歳以降でも可能であると判断し今回は除外した。
  • 数多くの案件のピックアップと応募は、自分の可能性を拡大する意味で有用であると感じ積極的に推進するが、年齢、未経験職種等の理由から書類選考の不調が続き、なかなか面接へ進むことができなかった。
    しかしこの結果にへこたれることなく、転職サイト、転職エージェントの追加登録を行い、転職活動を行った。
  • その間、登録した経歴資格から資格を活かした求人案件のオファーが多数あったが、この時点では応じることはせず、あくまで異業種での強みを活かした案件に拘り応募を続けた。
    ところが応募はするものの次のステップに進めない。
    所属企業の人事と相談した結果、一定の条件のもと、同業他社への応募も可能となる。同時に所属会社人事からも出向先案件の紹介をもらえるようになったので、転身活動の幅が広がるとともに徐々に面接の機会を得ることができるようになった。
  • 但しCSOについてはクライアントであるメーカーのプロジェクトの関係から採用には至らず、また所属会社からの紹介案件は、先方が思い描いている職位、職責、職務と当方の考えとのギャップ、面接への準備不足から不調に終わってしまった。

転職活動 (後半)

  • これらの活動に3ヶ月を要し、その間に時期を同じく他企業から機構に出向されていたF氏、所属会社にてご一緒に転身活動をしていたT氏、日本雇用創出機構の東京に出向していたM氏の転身が続々と決定した。
  • 当初に日本雇用創出機構と相談し決めていた最短3ヶ月、そして最長5ヶ月での転身という目標への不安が募り、除外していた資格を活かしての求人案件への応募、所属会社で培った人脈を活用した転身活動に舵を切ることとした。
  • その結果、書類選考の突破、面接が相次ぎ、今回の出向先となった企業にお世話になることが決定した。
  • 今回の方向転換として上記理由が大きなものであったが、資格を活かして転職し経験を積み60歳を迎える方が給与面、将来のポジショニングに有用ではないかと考えたことも舵を切る理由の一つであった。
    転職先となった企業は、過去に定期的に訪問し、会社概要、社長の気心、考え方も自分なりに理解しており、今回転身活動をスタートする時にはすぐにでもお願いしようとしていたところであったが敢えてしなかった。
    自分の考えのなかで、人脈を活用した転身活動には当初抵抗があったため静観していた。
    しかし上記理由より考え方を切り替え、前担当者を通じて社長の意向を訊いていただき、面接(簡単な状況確認等)、そして所属会社の人事担当者との面談(会社同士の意向の確認、出向に基づく契約条項の確認等)を行い、10月1日からの出向が決定する。
  • 同社では在宅業務を主業務とし、契約施設、契約者への薬剤の配達、医療関係者へのケア・フォロー、調剤業務等を行う予定です。
  • 今回転身活動に要した期間は5ヶ月強であり、当初考えていた8月中での転身は叶わなかったが、1ヶ月弱余して活動を終え、無事出向先が決定した。

転職活動を終えて

  • 9月中旬以降に転職先企業での事前研修、仕事内容の確認ができたことは10月以降の仕事に大きなプラスであり、いち早く仕事に慣れ、業績に貢献するという大きなミッションの達成に繋がると考え、所属会社から言われていた6ヶ月間での転身といったミッションはクリアできたものと考える。
  • 今回の転身活動の成功要因は、①6ヶ月で出向先を見つけるといった強い意志を持つ。②整った転身活動環境。の2点で、その中で転出決定(出向内定、契約)の時期を8月までと定め、いち早く転身活動に正対したことであった。
  • 但し、正対するためには自分だけの力だけでなく、日本雇用創出機構の皆様方、特にコーディネーターのお力添え、そして所属会社人事担当者の存在、サポートが重要であると共に、常に自己分析を行い、自分の強みを具体化し、あらゆる分野に目を光らせアタックすることが転身活動に繋がると考える。
  • 今まで所属会社1社で会社生活を歩んできた私にとって今回の出向は、今までどれだけ恵まれていたのかを思い知らされる機会となった。
    所属会社を見つめなおし、他の会社、特に他業界の現状、そして転身ということが過酷で厳しいものなのかを知った6ヶ月間でした。
  • しかしこの厳しい状況を乗り切り、予定の6ヶ月で卒業できたのも皆様方にお支えいただいた結果だと思います。特に後半には関係されている企業様へ人物紹介いただいたこと感謝申し上げます。
    強みと考えていたスキルをターゲットに人材派遣会社に多数応募し跳ね返され、同じ業界なら絶対大丈夫と思っていたら自身の考えの甘さ、年齢、雇用先の雇用計画で跳ね返され、そして最後は自分の考え方を改め、資格を活かした職に軌道修正し、使いたくなかった所属会社の人脈も使い、何とか出向先を見つけることができました。
  • 日本雇用創出機構のコーディネーターが 「転身活動には波がある。上げ潮に乗りましょう。縁だから、タイミングです。行かなくてよかったと考えましょう。」とか言われていたことが今となっては身に染みて理解できるようになりました。
    しかし当初は逆行するような行動をとり、素直に聞いておればもっと早く決まっていたかもしれません。
    でも決して 無駄ではなく、次の転身先、これからの人生に役立つものと思います。
    3ヶ月(7月)、遅くとも5ヶ月(9/1の内定で1日遅れ)、更に同時期の出向者には負けたくなかったというのが本音です。
  • 結果からみれば、人脈を使った転身先で出向が決まりましたが、日本雇用創出機構のコーディネーターとのやり取り、皆様方の温かい支援(関係会社への人物紹介、仲間意識等)、そして叱咤激励等、転身活動へ前向きにさせていただいた環境がなければこの結果はなかったと思います。
    私にとって今までの会社人生にない短くて長かった6ヶ月間でした。
    本当にありがとうございました。

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